なぜ、検索にヒットしないのか
SEO対策
→必ず検索にヒットするようにする方法×
→検索経由のアクセスを増やす取り組みや考え方◯
SEO対策とは
まずは、SEOとは日本語でいうと「検索エンジン最適化」という意味です。
すでに先ほど言っている通りSEOは「検索経由のアクセスを増やすための取り組み」のことです。
ほとんどのウェブサイトにとって、メインの集客経路は検索エンジンです。一般的な企業のサイトや店舗のホームページなら、アクセスの8割は検索経由になります。
FacebookやTwitterなどの口コミで広がりやすいSNSを集客ツールに利用することもありますが、お金を払ってアクセスを得る広告なんかもあります。
しかし、ほとんどの場合は、検索エンジンを無視してアクセスアップは厳しいです。検索に引っかからないウェブサイいとやウェブページは「存在していないのと同じ」と言っても過言ではありません。
せっかく作成したウェブサイトが存在を認識されていないのは悲しいですよね。そんな悲しいことにならないために、SEOについて知っておきましょう。
検索にヒットするようになる仕組み
検索にヒットするかどうかや、検索順位を決定しているのは「Google」です。
今、日本で1番重要な検索エンジンはGoogleです。もし、Yahooを利用していてもGoogleを無視することはできないんです。なぜだと思いますか?
そうなんです。Yahoo!の検索結果もGoogleが決めているんです。
つまり、Googleの動きを理解できな限り、検索結果を制することはできません。検索マーケットにおいて、Googleはもはや神です。
Googleはどんなふうに働いている?
Googleは常にネット上に存在するウェブサイトの情報を収集しています。実際に集取しているロボットと呼ばれるプログラムがあります。
ネット上のウェブサイトは互いにリンクしあいながら存在していますが、そのリンクを辿ってロボットはウェブサイトのデータを集めます。
集めたデータはGoogleのデータ保管庫に貯蔵されます。この「収集→貯蓄」の作業をインデックスと呼びます。検索の対象になるのは、常にこのインデックスされたデータです。
これは、インデックスされていない可能性があります。ロボットがまだサイトに辿り着いていないんです。
ロボットに早く来てもらう方法がいくつかあります。グーグルウェブマスターツールへ登録して、サイトマップの申請やFetch as Googleなどです。サイトを公開してしばらく経つのに、どんなキーワードで試してもヒットしない場合は試してみても良いでしょう。
検索エンジンのデータの集め方はわかったかと思います。そしてこのデータを対象に検索が行われていることもわかりましたよね。
つまり、
インデックス(ロボットがデータを収集し蓄積)が検索でヒットする時の最低限の条件
なんです。
それでは、検索順位はどうやって決まるのでしょうか?
検索エンジンは、インデックスされたサイトを一瞬で比較する能力を持っています。
検索利用者(ユーザー)が検索ボックスへ入力したキーワードを瞬時に理解し、そのキーワードと最も関連性が高いと評価したサイトから順番に上から下へと並べます。
つまり、あなたのサイトが検索上位に表示されないのは、Googleからの評価が低いからです。検索結果はGoogleの評価順なので、検索順位をあげるには、Googleからの評価をあげれば良いのです。
Googleから評価をあげるには
過去のSEO
Googleからの評価をあげるにはどうしたら良いのでしょうか。なかなか一言で答えられないのがSEOの難しいところです。
ネットで検索すると、いろいろなSEOの方法が出てきますが、その中にはもう時代遅れとなっているテクニックも多いです。時代遅れどころか、逆効果なものもありますので、最新のSEOを理解するためにも、まずは過去を振り返ってみましょう。
①タイトルにキーワードを詰め込む
②説明文にキーワードを詰め込む
③キーワード設定にキーワードを詰め込む
④文中にキーワードを詰め込む
⑤やたら強調タグを使用する
⑥相互リンク
⑦リンクを買う
⑧ディレクトサイトへ登録する
①〜⑤は「キーワード調整」⑥〜⑧は「被リンク対策」というものです。
複雑なテクニックは他にもたくさんありますが、初心者でも実践しやすく効果があると人事られていたのは、上記のようなキーワードとリンクに対するテクニックでした。
「キーワード調整」とは、サイト内で無理やりいろいろなキーワードの露出を増やすことで、検索へのヒット率を上げようとしていました。
詰め込んだキーワードのせいで文脈がおかしい、タイトルや説明文が出来上がります。酷いケースだと、背景色と同じ色でキーワードを羅列するなんて方法もありました。
例え読めなくてもキーワードの露出を増やせば、検索へヒットするからと実践されていたテクニックなんです。
次に、「被リンク対策」とは、外部のサイトから自サイトへのリンクを増やすための対策のことです。
互いにリンクしあえる仲間を募集するのが最もハードルの低い方法でした。有料サービスへ登録して何千本もの被リンクをお金と引き換えに獲得する方法もありました。被リンクの数が多いほど、検索上位を実現できると信じていたからです。
現在のSEO
今、検索上位表示へ最も重要な要素は「コンテンツの質」だと言われています。
コンテンツとは「中身」や「内容」という意味で、小手先のテクニックに走るよりも、中身を磨く方が重要ってことです。
なぜなら、Googleが強い方針を掲げているからです。その強い方針とは「検索サービスは、検索者のためにあるべきだ」ということです。検索者が検索した結果に対して常に満足できるサービスを目指して、Googleはいつも検索の仕組みを改良しています。
た
今は、かけ離れた情報が検索結果に並ぶことはありませんよね。
でも、昔は先ほどあげた過去のテクニックによって、検索結果が当てにならない時代もあったんです。
Googleが検索システムの改善に挑戦し続けてきたからこそ、今のような精度の高い検索サービスが出来上がりました。そして、その挑戦はまだまだ続いていきます。
SEOについて少し詳しく調べたことのある人なら「アルゴリズム」や「パンダ/ペンギンアップデート」のような言葉を聞いたことがあるかもしれません。
アルゴリズム=検索の仕組み
アップデート=改良のこと
パンダ/ペンギン=アップデートの時のニックネーム
Googleは、アルゴリズムを日頃から改良して、時には大きく検索順位を変動させるアップデートを行います。
タイトルや文中にキーワードを詰め込むことは、検索者の満足には繋がりませんよね。自作自演で増やすリンクもGoogleを騙す手法だと言えます。
このような小手先のテクニックに走るのは時代遅れであり、Googleが目指す未来へ反する動きとなります。
重要なのは検索者の方を向いてコンテンツを作ることです。それがGoogleからの評価を得るために正しい方向です。検索者を満足させることを地道に続けることでGoogleからの評価も自然に高まりますので、努力の方向性を間違えないようにしましょう。
ブラックSEO
「ブラック企業」とかそんなイメージ
いくらGoogleが日々の改良を重ねて人に近い評価力を身につけてきているとは言え、機会が検索を動かしているのは事実です。
その機会的な仕組みの隙をつく、巧妙なSEOテクニックがあるのもまた事実です。どこからどこまでという線引きが難しいですが、Googleを欺き高い評価をえようとするSEOを「ブラックSEO」と呼びます。
地道に取り組むのを嫌い、成功への近道を手に入れたいと思う人ほど手を出しやすいですがブラックSEOは諸刃の剣でもあります。効果を得られたとしても短命であることが多く、場合によっては検索結果から追放されるという結果を招くこともあります。リスクに対する効果をよく理解しないうちは手を出さず、素直に正攻法でSEOの勉強をしましょう。
まとめ
SEOについて勘違いしやすいポイントが理解できたのではないでしょうか。
Googleは時代が変わってに、目標としている「利用者の使いやすさ」という点は変わりません。努力の方向性を間違えず、きちんとポイントを抑えて、使用者の満足度の高い質の良いコンテンツを作っていきましょう。