どこを比べればいい?レンタルサーバーの選び方①
ホームページを作る時に気にしなくてはいけないのが「ランニングコスト」です。
「サーバー?」という状態の初心者さんにとっては、制作会社にサーバーの管理を任せておけば良いと言った、保守サービスはとても魅力的ですよね。
でも、維持費のことを考えるとどうしても、レンタルサーバーを借りて自分で管理運営していく方がコストは安くなります。
そこで、この記事では、以下の疑問を解消します。
①サーバーって何?なんで必要なの?
②レンタルサーバーは何を基準に選べばいいの?
サーバーってなんなの?なんで必要なの?
サーバーはカンタンにいうと、ホームページに使用しているデータを保存しておく場所のことです。
サーバーはインターネット上に存在するスペースのことです。
ネット経由で一般人がサーバーへアクセスすることで、サーバー内のデータ、つまりホームページを見ることができるようになります。
サーバーは、ホームページを世間に公開するために絶対に必要なものです。
①制作会社の保守サービスを利用する
②レンタルサーバーを自前で用意する
制作会社の保守サービスを利用する
サーバーの機嫌は急に悪くなることがあります。
サーバーが不安定になると、悪質な攻撃にあったり、ホームページの公開状態を妨げるようなトラブルが生じることになります。
制作会社の保守サービスを使うことで、「ホームページが表示されない状況になってる!?」と言ったトラブルへの対処をお任せすることができます。
そのため、初心者の人には特に心強いサービスです。
そうなんです。確かに初心者の人が安心できるサービスではありますが、当然ながら料金が発生します。
また、一般的には「月額管理費」と言う名目で請求されることが多く、小さな規模のホームページの場合には1万円程度で済むこともありますが、大規模で複雑なシステムがあるホームページの場合には数十万円することもザラです。
だから、この月額の維持費を節約するために自分でサーバーを用意する人も多いんだよ。
レンタルサーバーを利用する場合
「レンタルサーバー」で検索すると、たくさんのサーバーが見つかります。
そして、料金も安いところだと月額100〜300円くらいのところもあるので、先ほど紹介した「制作会社の保守サービス」を利用するよりも、グッと固定費を下げることができます。
どのようにサーバーを選ぶかのポイントは2つ
①固定費をどの程度カットしたいか
②サーバーの管理にどれくらい時間を取れるか
価格の面だけを見れば、格安のサーバーと保守サービスでは、100分の1程度差が出ます。しかし、制作会社の保守サービスは「管理」をしてくれるので、突然のサーバーの不調などの対応も全て任せることができます。
ただ、
低価格なレンタルサーバーが増えていますが、「低価格=不安定」と言うわけでもありません。安定化の技術的な躍進もあり、多くの場合にはトラブルの頻度が少なくなっています。
その通りです。
トラブルの頻度が減ってきているとはいえ、起きないわけではありません。そのため、レンタルサーバーでホームページを自分で運営していく場合には、サーバーで起きるトラブルについて勉強しておく必要があります。
専用/共有 どっちがおすすめ?レンタルサーバーの種類
「よし!とりあえず、レンタルサーバーを借りて自分で頑張ってみよう!」
そう思って、サイトを見てみると、サーバーの種類やプランなどが沢山あって何がなんだか分からないですよね・・・。
よく見かける候補まとめ
①共有サーバー
②専用サーバー
③クラウドサーバー
④VPS(仮想専用サーバー)
とりあえず、普通の店舗用や会社用のホームページで月間50万アクセス程度の場合には、「共有サーバー」を選択しておけば間違いありません。
共有サーバーは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して使います。
大規模なサイトの場合には処理する速度が遅くなってしまうなどデメリットが大きくなることがありますが、月間100万アクセスくらいの場合には特にそのようなデメリットも起きません。
また、共有サーバーは使い始める前に特殊な設定なども必要ないので、初心者の方には難しいことが少なくおすすめです。
共有サーバー意外は、特殊な設定などが必要になり、ハードルが高い上に、普通のホームページを運用するのであれば特に使わない機能も多く、持て余してしまいがちです。
共有サーバー
運営業者が持つ1台のレンタルサーバーを、複数のユーザーで共有して使う
【メリット】
①サーバーの運営費をユーザー全員が負担するから安く利用できる。
②設定や運営はレンタルサーバーの運営会社が全てやってくれるので、初心者でも手軽に利用しやすい。
【デメリット】
①共有なので、設定をいじることができず、自由度が低い。
②複数人で利用するから、サーバーの負荷が高くなる場合がある。
③運営業者が行っているプランのみなので、他と比べてセキュリティが低め。
専用サーバー
契約者1に対して、1台のレンタルサーバーを使用できる。法人やビジネス利用の場合に利用されることが多い。
【メリット】
①サーバーを専用で利用するので、設定の自由度が高い。
②複数利用のサーバーと比べて、負荷がかかりにくい。
③レンタルなので、サーバーの設置場所・電気代など不要。
④運営会社のプランだけではなく、自分でも設定ができるので、セキュリティを高められる。
【デメリット】
①利用環境の設定など自分でしなくてはならず、高度な専門知識がないと厳しい。
②運用も自分でやる必要があるので、手間がかかる。
VPS(仮想専用サーバー)
1台のレンタルサーバーを複数で利用する(共有サーバー)だが、専用サーバーを利用しているような設定がされている。
【メリット】
①専用サーバーのように、契約者が自由に利用環境を設定できる。
②負荷のかかる処理も、専用サーバー同等にこなせる。
③専用サーバーやクラウドサーバーよりも安く利用できることが多い。
④専用サーバーのように、セキュリティ対策ができる。
【デメリット】
①設定を自分でやる必要があり、高度な専門知識がないと厳しい。
②運用も自分でやる必要があるので、手間がかかる。
クラウドサーバー
共有サーバーやVPSサーバーのように、1台のサーバーを複数人で利用するが、必要に応じて利用する機能を変更することができる。比較的新しいタイプのサーバーサービスです。
【メリット】
①利用する機能を、契約後も柔軟に変更できる。
②専用サーバーのように負荷の高い処理ができる
③VPSと異なり、クラウドサーバーはCPUやメモリなどを後から拡張できるので、高機能。
④オプションを導入することで、他のサーバーより高セキュリティを維持できる。
【デメリット】
①設定の自由度が高い分、利用するには高度な専門知識が必要。
②従量課金なので、VPSに比べて利用料金が高額になりがち。
安い。初心者。月間アクセス100万以下。
➡︎共有サーバー
ビジネス利用。自由に設定したい。1契約者1サーバーが良い。
➡︎専用サーバー
専用サーバーより安く、自由度も高めに使いたい。
➡︎VPSサーバー
契約の変更やオプションの追加など状況に合わせて変更したい。
➡︎クラウドサーバー