どこを比べればいい?レンタルサーバーの選び方②
とりあえず、サーバーに詳しくない初心者の場合には共有サーバーを選ぶのがおすすめとご紹介しましたが、どのレンタルサーバー会社を選べばいいのかは分からないですよね。
レンタルサーバーを借りる会社の選び方
レンタルサーバーを選ぶときの比較ポイント
①費用
②容量
③バックアップ機能
④セキュリティ
⑤独自SSL
⑥安全性
費用
レンタルサーバーの月額料金は、100〜10,000円と振り幅が大きいです。
そうなんです。
安い方がいいとは思いますが、料金の違いは機能や充実度・安全性などが反映しています。
そのため、値段だけで比較して選ぶことは難しいですが、ページ数が100ページまでで、月間のアクセスが100万以下なら、1,500円で十分です。高くても3,000円くらいが現実的です。
容量
容量はMBやGBで表していて、当然、会社によって違います。また、同じ会社でも、料金プランによって変わります。料金が高くなる方が容量が多いですね。
名刺がわりの小さなホームページであれば、3GBを使い切るのもやっとだと思います。
また、画像が多くなっている場合でも5GBや10GBもあれば十分でしょう。
ブログなど、記事を定期的に増やしていくつもりがある場合には、日が経つにつれてどんどん容量を使うことになるので、余裕を持った容量設定にしておくのがおすすめです。
バックアップ機能
レンタルサーバーに保存したデータは、破損やウイルス感染など危険がいっぱいです。そういったトラブルに備えて、あらかじめ、別の場所にデータをコピーして、復旧できるようにしておく必要があります。
バックアップがあれば、何かトラブルがあってもすぐにデータを復旧することができて安心です。また、最近はこのバックアップ機能が無料でついているレンタルサーバーも増えています。
セキュリティ
レンタルサーバーを借りる場合、一番重要なポイントと言っても過言ではないのがこのセキュリティです。
被害を防ぐためには、きちんとセキュリティ対策しておくことが必要不可欠です。
なので、しっかりと対策されているレンタルサーバーを選びましょう。
レンタルサーバーに付属するセキュリティ機能としては、「WAF」「IDS」「IPS」などがあります。技術的にそれぞれを深く理解するのは初心者にはとても難しいのでざっくりとだけ説明します。
サーバーのセキュリティ機能
①WAF
WEBアプリケーションの情弱性を突いた攻撃へ対するセキュリティ対策のひとつ。
ネットショッピングやゲーム、インターネットバンキングなど、顧客情報やクレジットカード情報に関するデータのやりとりが発生するもの保護対象です。
②IDS
不正侵入検知システムのことです。
悪意のある第三者からのアクセス・侵入を検知し通知します。
③IPS
侵入防止システムのことです。
不正な通信を検出し通知するだけでなく、その通信を遮断します。
それぞれの働きは少しづつ異なりますが、悪質な攻撃から、ホームページを守るという目的は一緒です。
レンタルサーバーの多くは、使用のためのマニュアルを用意しています。セキュリティ機能について詳しく説明してくれるところは、セキュリティへの意識が高いです。しっかりとしたマニュアルのあるサーバーを選び、また、セキュリティに関するマニュアルはしっかり読み込みましょう。
独自SSL
SSLはホームページのセキュリティ効果を高めるため、レンタルサーバーで設定するしておくと、ホームページを見るときの盗聴や情報の漏洩を防ぐことができます。
SSLは共有と独自の二種類があり、今までは共有SSLに関しては無料で設定できるレンタルサーバーが多くありました。
ただ、共有SSLでは、独自ドメインが利用できません。なぜなら、共有SSLで接続するページのURLが変わってしまうので、セキュリティ効果を高めるはずが、むしろ、閲覧者の不信感を高めてしまい、なんとも使いにくい機能でした。
それに対して、独自SSLは、独自ドメインでの利用ができます。
閲覧者は感覚的にも安心できる上に、実際にもセキュリティ効果がえられるので、独自SSLでホームページの設定をすることをおすすめします。
また、独自SSLの設定が無料でできるレンタルサーバーも増えています。これからはSSLがさらに重要になっていくので、今のうちに、無料で独自SSLを設定できるレンタルサーバーを探すべきです。
安全性
ホームページは24時間休みなく見られる状態に保つためには、サーバーの安定性が重要です。
安定性が低いと、急にサーバーの動きが止まるなどの障害が起きることもあります。
レンタルサーバーの物理的な動きを数字で表す、「稼働率」というものがありますが、高いほど安定して動いているということです。
稼働率の計算方法
稼働率=(稼働時間×障害時間)÷稼働時間×100
ほとんどのレンタルサーバーでは、「99.9%」「99.99%」「99.999%」などの数字となっています。
99.99%なら1年間で「約1時間」
99.999%なら1年間で「約5分」
サーバーが停止してるってことだよ。
稼働率だけ見るとあまり違いが無いように感じるけど、実際に計算して時間を出すと、結構大きな違いがあることに気がつきます。
サーバーの停止時間が長ければ長いほど、閲覧できない状態が増えるので、最終的にはサイト経由の売上などに大きく関わってきます。
サポートの種類とレスポンスの速さも重要!
自分でレンタルサーバーを借りる場合には、制作会社の保守サービスを頼ることはできません。
サポートの種類は、メールやチャット、電話などレンタルサーバー事に対応は様々です。
特にサーバーの扱いに自信が無い初心者は必ず電話サポートがついているレンタルサーバーを選ぼう!また、レスポンスが良いかどうかも重要です!
サーバーの不具合は、急いで解決したいものですよね。メールで問い合わせをして、返事が3〜4日間もかかるようでは話になりません。
コントロールパネルの使用感
コントロールパネルとは、レンタルサーバーの設定を行う管理画面のことです。
レンタルサーバーによっては、コントロール画面の使い方がわかりにくかったり、動きが思いことがあります。できるだけ直感的にサクサクと、どの設定がどこにあるのか分かる、使いやすいデザインかどうかもチェックしましょう。