テンプレートを使ったホームページの作り方
ホームページのテンプレート
一昔前は、デザイン性が高く、会社や店舗の公式サイトに使えるようなレベルの無料テンプレートを探すのはとても大変でした。
また、デザインは綺麗でも、テンプレートの裏側部分(ソース)が汚いものが多く、編集もしにくい上に、SEO的にもあまりレベルが高いものではありませんでした。
でも、今は、デザインもソースも有料のデザインと大きな差がないクオリティのテンプレートが無料で簡単に見つかるようになりました。なので、積極的にテンプレートを利用してホームページを作ることをおすすめします。
なんか、特徴がある方が集客につながるんじゃない?
WEBデザインには、法則とかルールみたいなものがあるんだ。
(使いやすいって事だね!)
①最近は、ソースもデザインも綺麗な無料テンプレートが充実している。
②テンプレートを利用する事で、オリジナリティ全開の独りよがりなホームページになりにくい!
テンプレートのメリット
何十万円もするような高品質のデザインが、無料や数千円で利用できる事です。
●業種や商品にぴったり合うテンプレート
●スマホにも対応できるレスポンシブテンプレート
●ランディングページへ利用できるテンプレート
など、目的別に必ず最適なものが見つかります。
技術的なハードルの低さも大きなメリットです。
HTMLとCSSの基礎を知っていれば、デザインが崩れないよう随時確認しながらすすめなければいけなかったり、多少の注意は必要ですが、テキストを書き換え、写真を差し替えれば、即座に1枚のウェブページが完成します。
テンプレートのデメリット
そうですね、テンプレートはコピー品として例えられる事があります。
ネットで配布された物は複製利用するので、他にも同じテンプレートを使っている人がいることは否定できません。
写真と文章を変えただけで完全にオリジナルな見た目に変化させるのは難しいでしょう。業種・業界が同じなら、気がつかないうちにライバル社と同じテンプレートを使っているということも珍しくはありません。
でも、「他のホームページと似ている」ということは、低価格&短時間を優先して、テンプレートを使用することを決めた場合、それほど致命的なデメリットにはなりません。
ホームページのデザインは、いろいろな時代を経て、どのようなデザインが最も効率的なのか、という事がだいぶデータとして溜まってきています。
もちろん、見た目の良さを追求することは大切ですが、サイトの訪問者が使いやすく、わかりやすいという事が最も重要です。
長年の研究の結果、売り上げや集客へ効果的なデザインを作る法則のようなものも分かってきています。
今、ネットを見ていると、特別なキャンペーンのためや、特定のブランド用のサイト以外は、ある程度の法則に従ってデザインされている事がわかると思います。その時代で受け入れられているトレンドを取り入れながら、特定の人に受ける奇抜さを求めず、万人にとっての使いやすさと、わかりやすさを提供できるデザインばかりです。
素人感覚に任せてデザインにこだわろうとするよりも、素直にテンプレートを信じて利用する方が、デザインも良くて、売上や集客に効果的なサイトを作れますよ。
テンプレートを選ぶときの注意点
選択肢が豊富すぎて、選ぶのに困ってしまうテンプレートですが、好みのものを自由に選べば良いわけではありません。必ず、「セキュリティ」について注意してください。
テンプレートは1枚のファイルだけで構成されていることはあまりありません。
JavaScriptやPHPファイルが一緒になっているものも多く、中にはウィルスが混じっているファイルが同梱されている場合があります。また、意図的に悪質な動作をするプログラムを隠し持っているものがあるので気をつけてください。自分のホームページだけではなく、ホームページを訪問してくれた訪問者にも迷惑をかけてしまいます。
素人目でどのテンプレートが安全かどうか見分けるのは難しいです。不安な人は少しくらいお金がかかってしまうことは受け入れても良いのかもしれません。なお、有料で配布されていれば100%安全ということではないのですが、無料よりも有料テンプレートの方が安心できるでしょう。
ビシネス用のホームページに使う場合には、商用利用が可能かどうかも確認しておく必要があるよ。
商用利用が可能なテンプレートでも、著作者へのリンク表示が必要だったり利用条件が決められている場合もあります。自社の公式サイトに他人の名前や他のサイトへの広告的なリンクが表示されているのは、訪問者に違和感をもたれる可能性があります。
完全にオリジナルとして利用が許されているテンプレートを探すのが無難です。
テンプレートを使ってホームページを作る方法
テンプレートでホームページを作成するには、いくつか必要なツールとサービスがあるので、作成の流れに沿って軽く紹介します。
テンプレート
まずは何より、テンプレートそのものが必要です。
たくさん素敵なデザインが見つかると思うので、目移りしてしまうかと思いますが、選ぶポイントは「安全性」です。何よりもここが最優先すべき点となります。
そして、業種や商品にぴったり合うデザインかも吟味しましょう。
同業者のサイトを検索したり、ギャラリーサイトを覗いてみたりしてみると、似たような商材を扱うサイトに共通するデザインの傾向を学ぶ事ができます。
ページに掲載する情報を図として下書きしたものをワイヤーフレームと呼びますが、このワイヤーフレームに近いテンプレートを探す事で、テンプレート確定後の作業が楽になります。
コーディングソフト
テンプレートを編集するためのソフトです。
テンプレートはOS付属のテキストエディタでも編集できますが、実際にデザインを見ながら編集作業を進められるプレビュー機能がついているソフトがおすすめです。
高度なスキルを駆使したいならプロの現場でも利用されているようなソフトもおすすめですが、初心者向けのソフトの方が、利用できる機能が限られているため、テンプレートの編集をするだけなら、むしろ重宝します。
画像
画像も、テンプレートと同じように配布しているサイトがあります。
自分で撮影したり、プロのカメラマンに外注したりするのが難しい場合には、このような「素材サイト」を利用してみましょう。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、サイトデータを保管しておく場所です。ネット上に存在するレンタルサーバーへ、サイトデータを保存し一般公開する事ができます。
テンプレートの編集が終わったところで、レンタルサーバーにアップロードする必要があります。
独自ドメイン
独自ドメインを取得して、オリジナルのホームページアドレスでサイトを運営した方が、自分的にも愛着が沸きますし、サイトの訪問者にも与る信頼感に違いがでます。
将来的にサーバーを移転する事があった場合でも、アドレスが変わらないのもメリットです。移転前に獲得した集客力やSEOの効果をなくさないですみます!
ドメインの取得費用は年間で1000円くらいなので、値段の割りにさまざまな面で得られるメリットが大きいので、必ずするべきと言っても良いくらいです。
また、レンタルサーバーとドメインを一緒に提供している場合には、管理業者をレンタルサーバーとまとめられるので、とても便利です。